2月 17日

財団専門家グループとして 米田眞理子

専門家グループの使命に関する声明は次の通りです。

日本語

「ロータリー財団専門家グループは、財団の資金を守り、ロータリアンのプロジェクト立案を援助することにより、ロータリーの補助金で生み出されるインパクトを強化します。」

英語

“The Rotary Foundation Cadre of Technical Advisers strengthens the impact of Rotary’s grants by safeguarding Foundation funds and assisting Rotarians in planning projects.”

台北での専門家研修に出席して

ロータリー財団はとても大事。これまでにGSEチームリーダーや、マッチング・グラントとグローバル補助金の連絡担当者を務め、財団プログラムは人々の生活をより良くする重要なツールであると確信しています。そこで私は、専門家グループメンバーとして、補助金における「奉仕と成功のツール」になろうと思いました。

11月30日、台北での専門家研修に参加し、財団の人道的補助金について多くのことを学びました。最初に、専門家グループの概要と最近の活動状況について説明を受けました。グループメンバーは忙しく活動しており、現地視察だけでなく、審査・業務監査(帳簿、記録、文書などを評価)の量も増えています。東南アジアに限って言えば、水と衛生、疾病予防と治療、基本的教育と識字率向上の分野でまだメンバーが不足しているそうです。

次に、ゲーム形式の研修を行い、楽しみながらグループの強みと改善点を確認し、地域社会を査定するツールやリソースをより深く理解できるようになりました。

ここから本題です。研修テーマは、「ロータリアンがより多くの持続可能なグローバル補助金プロジェクトを実施できるようにするためのサポート」でした。信頼性と持続可能性の高いプロジェクトは、グローバル補助金の長期的成功につながります。

そのため、研修では地域ニーズ調査の重要性に大きな重点が置かれていました。ニーズ調査を実施することで、地域社会の特徴(長所、短所、文化、プロジェクトとの適合性)を理解でき、重要なプロジェクトを確実に成功させることができます。地域ニーズ調査がグローバル補助金申請の要件になったことは、まさしく適切なことだと思います。

ワークショップでは、グローバル補助金のリソースパーソンとして指導するスキルの向上に焦点が置かれました。参加者はグループに分かれ、異なるシナリオに基づいて課題に対する持続可能な解決策を検討しました。

現地視察の経験(課題と対処法)と得られた知識に関するパネリスト発表もあり、参加者にとって強烈な学びの機会となりました。パネリストはまた、地区国際奉仕委員長と協力して地区リソースネットワークの構築にあたる必要性にも言及しました。

意義深い研修を通じて新しい友人もできました。これは実際、私が研修に参加した理由の一つでした。異なる国の参加者が意見を述べるので、研修はさらに実り豊かなものになります。

私は、2018年トロント国際大会で開かれる次回の研修をとても楽しみにしています。

財団資格者グループ 米田眞理子(PDG)